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【処方箋】法人ETCカードを複数枚発行する最善策

こんにちは!『審査なし法人カード駆け込み寺』の駆け込みテンチョーです。会社の従業員が増え、営業車も増車。喜ばしいことですが、それに伴って「従業員用のETCカード、どうしよう…」という新たな悩みが出てきますよね。急な車両変更のたびに手続きが面倒だったり、いっそのこと今のETCコーポレートカードの仕組みごと交換してしまいたいと考えたり。何を隠そう、これらはすべて5年前に私が経験した悩みそのものです。この記事では、私の苦い失敗談から、法人ETCカードを複数枚発行するための、現実的で確実な方法を余すところなくお伝えします。
- 筆者のリアルな失敗談から、カード発行の落とし穴が分かります
- あなたの会社の状況に合った、最適なカード発行方法が見つかります
- クレジットカード審査なしで、必要な枚数のカードを作る具体的な方法を解説します
- カード導入後の経費精算が、驚くほど楽になる秘訣が分かります
法人ETCカードの複数枚発行、その悩みと完全解決策

- 俺も同じだった。複数枚のカードが作れない苦しみ
- 複数枚発行の悩みは3種類!課題診断チャート
- 複数枚発行の2大ルート!クレカと協同組合の比較
- なぜ組合なら必要枚数を発行できるのか?
- 複数枚の請求書を一本化!経理の手間が激減
- 複数枚発行に強い!おすすめの組合カード2選
- 【Q&A】カードの追加発行や車両変更はどうする?
- まとめ:法人ETCカード複数枚の悩みは今日で終わり
俺も同じだった。複数枚のカードが作れない苦しみ

今でこそ、こうして皆さんにお話できる立場になりましたが、5年前にネットショップ事業で独立した当初は、本当にひどい有様でした。おそらく、この記事を読んでいるあなたと同じように、「まさかカードが作れないなんて…」と立ち尽くしていた一人です。地方の特産品を全国に届けるビジネスを立ち上げ、情熱だけは誰にも負けないつもりでした。商品の仕入れや発送に車は絶対に必要不可欠で、当然、経費管理のために法人カード、特にガソリンカードやETCカードを作ろうとしたんです。
しかし、何社に申し込んでも、手元に届くのは薄っぺらい封筒に入った「否決」の通知ばかり。事業を軌道に乗せるため、まさに今、アクセルを踏み込もうとしている経営者の方なら、このもどかしさ、分かっていただけるのではないでしょうか。「設立1年未満の個人事業主」というラベルだけで、私の事業計画書や熱意はまったく見てもらえなかった感じがします。
あなたのせいではない。新設法人が審査に通りにくい客観的な理由
当時、私は「自分の何がダメなんだ」と落ち込みましたが、これは決して特別なことではありません。実際、中小企業庁の調査などでも、新設法人が金融機関の審査で不利になる傾向は指摘されています。主な理由として、以下の3点が挙げられることが多いです。
- 業歴の短さ:事業の継続性や安定性を判断するための、過去の実績がない。
- 財務基盤の不確かさ:決算書がまだ存在せず、自己資本が少ないため、返済能力を客観的に証明しにくい。
- 代表者の信用情報:会社の信用が未知数なため、代表者個人の信用情報がより重視される傾向にある。
つまり、あなたの情熱や事業計画が劣っているのではなく、現在の金融システムのルール上、どうしても最初の「信用の壁」が高く設定されているのです。(参照:中小企業庁公式サイト)
まぁ、正直なところ、今思えばそれが金融機関のルールなのだと頭では理解できます。ですが、当時は悔しくて情けなくて…。あの、ひんやりとした紙の感触と、無機質なゴシック体の「ご希望に沿いかねる結果となりました」という文字は今でも忘れられません。仕方なく、個人のクレジットカードで経費を立て替える日々が始まりました。

これが本当の地獄の始まりでしたね。毎週末、レシートの山とにらめっこし、個人の旅行で使ったガソリン代と、商品の仕入れで走った高速代が混じった明細を前に、頭を抱える。Excelと格闘し、どれが経費でどれが私用か分からなくなり、税理士さんにも呆れられる始末。「カード一枚ないだけで、こんなにも事業は前に進まないのか」と、深夜の事務所で一人、途方に暮れた夜も一度や二度ではありません。だからこそ、今、あなたが感じている悔しさや焦りが、痛いほど分かるんです。
複数枚発行の悩みは3種類!課題診断チャート


法人ETCカードを複数枚発行したい、と一言で言っても、その背景にある悩みは実に様々です。ただ、面白いことに、会社の成長というのはステージごとに必ず決まった壁が現れるんですよね。私がこれまでご相談に乗ってきた多くの経営者の方々の悩みも、突き詰めると大きく3つのタイプに分類できることが分かってきました。
これは、多くの企業支援の専門家も指摘することですが、事業の成長フェーズと、そこで発生する管理上の課題には強い相関関係があります。ここで一度、ご自身の状況を鏡に映すように見てみてください。あなたの会社は今、どのステージにいるでしょうか?
あなたの会社の「ETCカードの悩み」診断チャート
タイプ | こんな状況ではありませんか? | 心の中のキーワード |
---|---|---|
タイプA: 事業成長タイプ | 事業が順調に拡大し、従業員も営業車も増えてきた。今は社長個人のカードなどで何とかやりくりしているが、経費精算が煩雑になり、どんぶり勘定に限界を感じている。会社の規模にふさわしい管理体制へ移行したい。 | 「管理体制」「効率化」「脱・どんぶり勘定」「ちゃんとした会社」 |
タイプB: 業務改善タイプ | すでに複数枚のカードはあるが、請求書はバラバラ、明細は紙。経理担当からは毎月のように「このやり方、どうにかなりませんか…」と突き上げられている。非効率な現状を打破し、データに基づいた管理を実現したい。 | 「経費精算」「CSV出力」「ペーパーレス化」「稟議書」「システム刷新」 |
タイプC: 緊急事態タイプ | メインで使っている法人カードで追加発行を申し込んだら、まさかの「枚数上限」で否決。来週には新入社員が入社するのに、ETCカードが用意できない…。既存の与信枠とは無関係に、とにかく早く確実にカードを確保したい。 | 「枚数制限」「至急」「代替案」「審査なし」「駆け込み」 |
いかがでしょうか。どの悩みも、会社の成長過程で多くの経営者や担当者の方が直面する、避けては通れない「壁」だと思います。そして、実はこれらの悩み、特にタイプAやタイプCのように「発行そのもの」で困っている悩みはもちろん、タイプBの「管理の煩雑さ」という悩みも、次に紹介する「ある方法」を知ることで、驚くほどあっさり解決できてしまうかもしれません。
複数枚発行の2大ルート!クレカと協同組合の比較


さて、前のセクションでご自身の悩みのタイプを把握できたかと思います。ここからは、いよいよ具体的な解決策の話に入りましょう。
まず、時間のない経営者の方のために結論から申し上げます。もしあなたが「審査」「発行枚数」「発行スピード」のいずれかで悩んでいる、あるいは会社の管理体制を今すぐプロフェッショナルなものにしたいと考えているなら、選ぶべきは「事業協同組合」のETCカードです。
「え、クレジットカードじゃないの?」と思われるかもしれません。ええ、もちろん法人向けのETCカードを発行する方法には、皆さんがよくご存じの「クレジットカード会社」ルートもあります。しかし、この二つは似ているようで、言ってしまえば、全く別のルールで動いているんです。クレジットカードが「過去の実績」を重視するエリート採用なら、協同組合は「未来の可能性」を見てくれるポテンシャル採用、とでも言いましょうか。
では、なぜ私がそう断言できるのか。その理由を、両者の違いを比較しながら具体的に見ていきましょう。この比較表こそ、あなたが最適なルートを選ぶための、最も重要な羅針盤になります。
比較項目 | ① クレジットカード付帯ETCカード | ② 事業協同組合ETCカード |
---|---|---|
審査の視点 | 「過去」と「現在の信用力」を重視。 一般的に設立3年以上、黒字決算(2期連続など)が求められることが多い。会社の財務状況に加え、代表者個人の信用情報(クレヒス)も厳しく見られます。 | 「未来」と「事業の実態」を重視。 クレジット審査は行わず、組合独自の基準で審査。事業を行っている実態があれば、設立1年未満や赤字決算、個人事業主でも発行できる可能性が十分にあります。 |
発行可能枚数 | 上限あり。 クレジットカード本体の与信枠に依存するため、数枚~多くても数十枚が限界。突然の増員・増車に対応できないリスクがあります。 | 原則、上限なし。 会社の成長に合わせて、必要な枚数を必要な時に申し込めます。100枚単位の発行も珍しくありません。 |
発行スピード | 時間がかかる(2~4週間) 厳格な審査プロセスを経るため、申し込みから手元に届くまで1ヶ月近くかかることも。 | 非常に速い(最短即日発送も) 必要書類と出資金の確認が取れ次第、速やかに発行。緊急でカードが必要な場合に圧倒的に有利です。 |
管理機能 | カード会社により様々。比較的新しいサービスでないと、Web明細やCSV出力に対応していない場合も。 | 多くの組合がWeb明細、CSV出力に対応。経費精算の効率化をミッションとする管理部門の強い味方です。 |
こんな会社に最適 | 業歴が長く財務状況が安定しており、ポイント等の付帯サービスを重視する会社。 | 設立間もない会社、急ぎで枚数が必要な会社、与信枠を気にせず会社の成長に合わせて枚数を増やしたい会社。 |



いかがでしょうか。私が5年前にこの事実を知っていたら、あれほど無駄な時間と労力を使わずに済んだのに…と、今でも思います。この表は、まさに過去の私のような「審査の壁」にぶつかった経営者、そして「枚数制限」という予期せぬ事態に直面した経理担当者にとっての、希望そのものなんです。
もちろん、クレジットカードならではのポイント還元や豊富な付帯サービスといったメリットもあります。しかし、こと「複数枚のETCカードを、迅速かつ確実に手に入れる」というミッションにおいては、事業協同組合というルートが圧倒的に優れている。まずは、この事実をしっかりとご理解ください。
「もっと早く知りたかった…」と後悔する前に、まずはどんなカードなのか、その目で確かめてみてください。
歴史と安さで選ぶなら
高速情報協同組合
設立30年近い歴史と実績。各種手数料がわずかに安く、運営の安定感を重視する方におすすめです。
スピードを重視するなら
ETC協同組合
サービス内容は高速情報協同組合とほぼ同じ。シンプルに、とにかく早くカードを手に入れたい方へ。
なぜ組合なら必要枚数を発行できるのか?


前のセクションを読んで、「うますぎる話じゃないか?」「何か裏があるんじゃないか?」と感じた方もいるかもしれません。当然の疑問です。私自身、最初にこの話を聞いたときは半信半疑でしたから。クレジットカード会社にことごとく断られた後では、そう簡単に信じられるはずもありません。
しかし、これには明確で、法律に基づいた理由があるんです。クレジットカードと組合カードは、例えるなら「会員制の高級クラブ」と「地域の公民館」ほど、その成り立ちとルールが根本的に異なります。
二つの世界の全く異なる「ルール」
まず、「会員制の高級クラブ」であるクレジットカードの世界。ここに入るには、厳格なドレスコードと、過去の実績が求められます。つまり、設立からの年数、過去数年間の黒字決算、代表者の信用情報といった「信用の証」がなければ、ドアを開けてもらうことすらできません。これは、利用料金を一時的に立て替える「信用取引(後払い)」が基本だからです。
一方で、「地域の公民館」である事業協同組合の世界。ここは、地域の中小企業や個人事業主がお互いに助け合うために存在します。公民館の利用に厳しい審査がないように、組合への加入も「過去の実績」より「現在の事業実態」が重視されます。そして、カード発行の鍵となるのが「出資金」という独自の仕組みです。
「出資金」が信用の代わりになる
組合に加入する際に預ける1万円の「出資金」。これは、賃貸マンションを借りる時の敷金のようなものだと考えてください。万が一、利用料金の支払いが滞った場合には、この出資金が支払いに充当される仕組みになっています。つまり、組合側にとっては貸し倒れのリスクが非常に低いのです。
この「出資金」というセフティネットがあるからこそ、組合はクレジットカード会社のような厳しい与信審査を必要とせず、独自の基準でカードを発行できる。これが、「審査なし」のからくりです。
法律が認めた「中小企業のための制度」という信頼性
そして何より、事業協同組合は「なんだかよく分からない怪しい団体」では断じてありません。これは、「中小企業等協同組合法」という法律に基づいて設立・運営されている、公的に認められた組織なのです。
ご存じですか?中小企業等協同組合法
この法律は、個々では力が弱い中小企業や個人事業主が、互いに協力し合う(相互扶助)ことで、大企業と同じような経済的利益を享受できるようにすることを目的に制定されました。ETCカードや燃料カードの共同購買事業も、この法律の精神に則ったものです。(参照:e-Gov法令検索「中小企業等協同組合法」)



私がこの仕組みを知ったとき、まさに目から鱗が落ちる思いでした。「ああ、これは単なるカード発行サービスじゃない。国が認めた、私たちのような小さな会社のためのセーフティネットなんだ」と。そう理解した瞬間、長年の不安がすっと消えていくのを感じましたね。「灯台下暗し」とは、まさにこのことでした。
複数枚の請求書を一本化!経理の手間が激減


さて、審査や枚数の問題をクリアできる道筋が見えてきたところで、次にお話しするのは、この選択がもたらす「果実」についてです。これから会社を大きくしていく経営者の方にとっても、そして、すでに多くの車両を抱え、非効率な業務に頭を悩ませている管理部門の責任者の方にとっても、ここが最も重要なポイントかもしれません。
もし、従業員5人がそれぞれ個人のカードでETC料金を立て替えていたらどうなるでしょう?毎月5枚の利用明細と領収書を集め、それぞれをチェックし、経費精算システムに入力し、振込手続きをする…。これは単なる「手間」ではありません。会社の成長を蝕む「見えないコスト」です。
あなたの会社の「見えないコスト」を計算してみませんか?
ある調査によると、従業員1人あたりの経費精算にかかる時間は、月平均で約50分というデータがあります。もし従業員10名が立て替えていた場合、毎月約8.3時間、年間で約100時間もの時間が、本来の業務ではない作業に消えている計算になります。これは、会社の貴重なリソースの大きな損失だとは思いませんか?(参照:SAP Concurなどの経費精算システム提供会社の調査レポート)
しかし、法人向けのETCカード、特に組合カードを導入すると、この状況は一変します。ですが、誤解しないでください。これは単に「請求書が1枚にまとまって楽になる」というレベルの話ではありません。それは、あなたの会社の車両管理を、単なる「経費処理」から、利益を生み出す「経営戦略」のレベルにまで引き上げることを意味するのです。
「守りの経理」から「攻めの経営管理」へ
これまでの紙ベースの管理は、いわば「守りの経理」です。間違いなく処理することだけが目的でした。しかし、データが一元化されることで、可能になるのが「攻めの経営管理」です。
データ活用で得られる「経営戦略レベル」のメリット
- コストの完全な「見える化」:カード(車両)ごとに、「いつ」「どの区間で」「いくら使ったか」がデータとして蓄積されます。これにより、部門別・プロジェクト別の高速道路利用料などを正確に把握できます。
- 異常値の早期発見とコスト削減:「なぜか今月はこの車両だけ利用額が突出している…」といった異常値を即座に発見。非効率なルート走行の是正や、車両の燃費悪化(メンテナンス不足のサイン)の早期発見に繋がり、直接的なコスト削減を実現します。
- 正確なデータに基づく事業計画:正確なコストデータは、次のプロジェクトの見積もり精度を向上させ、より競争力のある価格設定を可能にします。



以前ご相談に乗った、トラック30台を抱える運送会社の課長さんの話が象徴的です。彼も昔ながらの紙の請求書に悩まされていました。組合カードに切り替えてCSVデータを分析できるようにしたところ、驚くべき事実が判明したそうです。同じ東京-大阪間の定期便を走る同型トラック2台のうち、1台の利用料金が、もう1台に比べて毎月平均で15%も高かったのです。原因を調査した結果、運転手のルート選択の癖によるものだと判明。ルートを標準化しただけで、その1台だけで年間20万円以上の経費削減に繋がったと、本当に嬉しそうに報告してくれました。これこそが「攻めの経営管理」です。
これは、単に楽になるという話ではないのです。経費精算にかかっていた時間を、会社の利益を最大化するための分析や戦略立案といった、本来やるべきコア業務に充てられるようになる、ということ。これは、会社の未来への「投資」に他ならないと、私は確信しています。
複数枚発行に強い!おすすめの組合カード2選


さて、ここまでの話で、あなたの会社が抱える課題を解決する鍵が「事業協同組合」にあることは、ご理解いただけたかと思います。ここからは、この記事の核心。数ある組合の中から、では具体的に「どの組合を選べばいいのか?」という、あなたの最後の疑問にお答えします。
これは、単なる情報の紹介ではありません。私自身が様々な組合を比較検討し、多くの経営者仲間からの評判も聞いた上で、「もし私があなたの立場なら、こう判断する」という、明確な指針、いわば「処方箋」です。まずは、判断の根拠となる客観的なデータを以下の比較表でご確認ください。
2社の基本情報と機能比較
項目 | ETC協同組合 | 高速情報協同組合 |
---|---|---|
設立 | – | 1993年3月 |
出資金 | 10,000円(脱退時返金) | |
カード手数料(税込) | 発行:880円/枚 年間:880円/枚 | 発行:550円/枚 年間:550円/枚 |
Web明細/CSV出力 | 対応 | |
燃料カード | 対応 (出光・昭和シェル) | 対応 (出光・昭和シェル / ENEOS) |
注意:組合独自の審査はあります
前述の通り、「クレジット審査なし」と聞くと、誰でも100%作れると誤解しがちですが、そうではありません。各組合が定めた独自の審査は存在します。ただ、クレジットカード会社の審査とは見ているポイントが全く違うため、過去にカード審査に落ちた経験がある方でも、通過できる可能性は十分にあります。
【結論】あなたの会社には、この組合が最適です
さて、データを見ていただきました。どちらも素晴らしい組合ですが、あなたの会社の状況によって「最適解」は異なります。駆け込み寺のテンチョーとして、責任をもってあなたの背中を押しましょう。
▼「スピード」と「コスト」を最優先するなら…
→ 高速情報協同組合 を推薦します。
あなたが、設立して間もない経営者や、クレジットカードの枚数制限で今すぐカードが必要な経理担当者であれば、私は高速情報協同組合を選びます。理由は2つ。一つは1993年設立という圧倒的な信頼と実績。そしてもう一つは、カード手数料がわずかに安いこと。会社の黎明期において、コストは1円でも抑えたいもの。この差は精神的にも大きな安心材料になります。
▼「燃料の一元管理」と「将来の拡張性」を重視するなら…
→ あなたがよく使うガソリンスタンドで選びましょう。
あなたが、ETCだけでなく車両経費全体を効率化したいと考える経営者や、多数の車両を管理する総務・経理担当者であれば、判断基準はシンプルです。あなたの会社の車両がENEOSのガソリンスタンドを頻繁に利用するなら、選択肢は 高速情報協同組合 一択です。もし、出光・昭和シェルがメインであれば、どちらの組合も対応していますが、サービスの焦点が絞られている ETC協同組合 も有力な候補となるでしょう。
管理担当者必見!稟議書にも書けるWeb管理機能
そして、どちらの組合を選んだとしても、業務改善を目指す担当者の方が求める管理機能は万全です。稟議書で「導入後の業務効率化」を具体的にアピールできる、Web管理画面の主な機能も確認しておきましょう。
Web管理画面の主な機能
- 利用明細のオンライン照会:いつでも最新の利用状況を確認できます。
- 利用明細のPDF/CSVダウンロード:経費精算システムへの取り込みや、データ分析が容易になります。紙の明細との格闘は、もう終わりです。
- 請求情報のオンライン確認:過去の請求額や支払状況をいつでも確認できます。
- (一部のサービスでは)カードごとの利用停止・再開:従業員の退職時などに、オンラインで迅速に対応できます。



もう、迷う必要はありません。あなたの会社の状況に合わせた「処方箋」は、ここに示しました。あとは、一歩を踏み出すだけです。下のリンクから公式サイトを確認し、あなたの会社の新しい未来への扉を開けてください。
\処方箋を手に、次のステップへ!/
歴史と安さで選ぶなら
高速情報協同組合
スピードを重視するなら
ETC協同組合
【Q&A】カードの追加発行や車両変更はどうする?


さて、あなたの会社に最適な組合も見えてきて、いよいよ決断の時が近づいてきましたね。ただ、大きな決断の前には、どうしても細かな不安が頭をよぎるものです。「新しい仕組みを導入するのはいいけれど、本当にウチの会社でうまく運用できるだろうか…?」「後から面倒な手続きが出てくるんじゃないか?」。私にも、そんな経験があります。
ここでは、あなたが最後の一歩を安心して踏み出せるよう、実際に組合カードを運用していく中で出てくるであろう、非常に現実的な疑問について先回りしてお答えします。ここを読めば、導入後の具体的なイメージがより鮮明になるはずです。
Q1. 新しい従業員が入社したので、カードを追加発行したいのですが…
A1. もちろん、簡単に追加発行が可能です。これこそが組合カードの真骨頂です。
組合の担当者に連絡し、所定の追加申込書を1枚提出するだけで手続きは完了します。クレジットカードのように、追加のたびに与信審査が行われることはありません。早ければ数営業日で新しいカードが届くため、「新入社員の入社にカードが間に合わない」といった緊急事態を回避できます。これは、会社の成長に合わせて人員を増やしていく上で、事業のスピードを止めないための強力な武器になります。
Q2. 営業車をリース替えしました。車両変更の手続きは必要ですか?
A2. 原則、必要ありません。ほとんどの組合カードは「車両限定ではない」からです。
これは、多数の車両を管理する担当者の方にとっては、まさに朗報と言えるでしょう。今まで使っていたカードを、そのまま新しい車に乗せ換えて利用できます。もちろん、急な故障で代車を使ったり、繁忙期にレンタカーを借りたりする場合でも、同じカードが使えます。
この柔軟性は、車両の増減やリース替えが頻繁に発生する運送業や建設業の管理担当者の方にとって、管理台帳の修正や面倒な紐付け作業から解放されることを意味します。現場の流動的な動きに、管理部門がストレスなく対応できる。地味ですが、非常に価値のあるメリットです。
このように、導入後の運用も驚くほどシンプルです。 もう、車両の入れ替えや従業員の増減のたびに、面倒な手続きで悩むのは終わりにしませんか? 下のリンクから、あなたの会社の業務がどれだけ効率化されるか、ぜひ確認してみてください。
コストを抑えつつ
マイレージも活用したい方に
サービス内容はセディナと同じ
安心の実績で選びたい方に
ガソリンカード等も展開
事業の将来性で選ぶ方に
Q3. 従業員が退職しました。カードはどうすればいいですか?
A3. 速やかに組合に返却し、必要であればオンラインで利用停止手続きを行ってください。
退職者が出た場合の運用は、会社の信用を守る上で非常に重要です。まず、退職者本人からカードを確実に回収することを徹底してください。その上で、組合に連絡し、返却手続きを進めます。もちろん、そのカードを別の新しい従業員にそのまま使わせる、といったことはできません。



私であれば、退職時の手続きを定めた簡単な社内ルール(オフボーディング・チェックリスト)を作成し、その中に「ETCカードの回収と組合への連絡」という項目を明記しますね。前述の通り、組合によってはWebの管理画面から即座にカードの利用停止手続きができる場合もあり、情報漏洩や不正利用のリスクを最小限に抑えることができます。こうしたリスク管理のしやすさも、組合カードの隠れた魅力なんです。
まとめ:法人ETCカード複数枚の悩みは今日で終わり


最後に、この記事の要点をリストでまとめます。あなたの会社の未来を切り拓くヒントが、この中にきっとあるはずです。
- 筆者は設立間もないという理由で法人カードの審査に全て落ちた経験がある
- 個人のカードでの経費立て替えは経費精算とキャッシュフロー管理の悪夢だった
- 法人ETCカード複数枚の悩みは主に「事業成長」「業務改善」「緊急事態」の3タイプ
- カード発行の方法は「クレジットカード会社」と「事業協同組合」の2大ルート
- クレジットカードは厳しい信用審査があり発行枚数にも上限がある
- 事業協同組合はクレジット審査がなく出資金を預けることでカードが発行される
- 出資金は1万円が相場で脱退時には全額返金される
- 組合カードは原則として発行枚数に上限がなく必要な枚数を申し込める
- Web明細やCSV出力に対応している組合が多く管理担当者の業務を効率化する
- 組合カードを導入すると複数枚のカード利用分も請求書1枚にまとまる
- 請求書の一本化で経理の手間と時間が大幅に削減される
- 複数枚発行に強い組合として「ETC協同組合」と「高速情報協同組合」がおすすめ
- 組合カードは車両限定ではないため車の買い替えやレンタカーでも利用でき柔軟性が高い
- 従業員の増員に伴うカードの追加発行も組合へ連絡すればスムーズに対応してもらえる
- カードが作れないという理由だけで事業の可能性を諦める必要はまったくない